施術後に私がお客様へお願いする事はこの1つのみです。施術によって元来あるべき自然の姿勢に戻ります。だからその姿勢を維持する事にのみ意識して下さい。そうすれば、体内の血流は滞る事なく適度な運動によってむしろ血液量は増加し、あるいは強く流れる事でしょう。主要な大きい血管は強固になり、毛細血管が延びていくことでしょう。これはお客様の身体が血流を通して自らを治療し、健康の底上げを行っているのです。
施術によって一度体表の血流にスイッチングされると後はドミノ倒しの様に奥に奥にと血流が通っていきます。意識できた肩の凝りは施術で治まったけれど他の箇所、例えば古傷が痛み出すなど、、、
この痛みはやっと開通した血流から、治るために必要な栄養素を補充し老廃物を流して古傷が完治する為の突貫工事を、身体が頑張りだした為に起こったのです。生きている限り良くなる事に遅過ぎる事はありません。何時からでも何歳からでも快適な生活に戻れるのです。この痛みの邪魔をしなければ。但し、痛みに対する感覚は人それぞれです。決してご無理はなさいませんように。痛みに耐える一助としての一時的あるいは適量の薬の服用や塗布までもを止めて下さいとは申しません。痛みは身体からのお知らせです。痛み具合の変化によって、完治への進捗状況もわかりますので、痛みを敵視して完全に痛みを止めてしまおうとだけはしないで下さい。
痛みに関する参考書籍
「治療の痛みは喜びの涙」
~ある整形外科医の言いたい放題~
熊本・片岡整形外科院長 片岡泰文先生著
幻冬舎から出版
書店にお出かけの際本棚に置いてありましたらちらりと中を覗いて見てください。痛みの重要性・痛みを怖がる必要がない事が分かりやすく説明されています。